商品を長く多く売り続けるためには商品力が必要です。
”商品力”とは何か?と考えた時
その商品にどれだけの需要があって、どれだけ独自性があるかという事は大切ですが、
そもそも大前提として品質の良い商品である必要があります。
タオバオやアリババから商品を輸入して販売をする場合、まず間違いなく”不良”という壁にぶつかります。
もちろん中国から輸入している商品に関わらず”不良”という物は
全ての商品において必ずありますが、
タオバオやアリババからの仕入れにおいては不良品を仕入れる確率が非常に高いです。
”不良”と一言で表現できてもその内容は多岐に渡ります。
僕が経験してきた内容を上げると
- 商品が動作しない
- 商品が破損している
- ショップの画像と実際の商品が明らかに違う
- 明らかに着用できない薄い素材が使われている(アパレルなど)
- ほつれや破れがある(アパレル)
- 布製品にミシン針が混入されている
- すぐ壊れる(耐久性が低い)
- ひと目では分からないレベルで全く別物の商品が送られてくる
こういった不良は軽度の物であってもお客さんのクレームや低評価に繋がり、
すぐに売上低下に直結します。
売上を積み上げていくにはこの不良品を
無視する事はできず、対策を怠ると
穴が空いている容器に水を貯めるのと同じで
新しい商品を増やしても古い商品が売れなくなり
売上が増える事はありません。
安定的に売り続けていくためには良い商品を仕入れ続ける必要があるという事ですね。
不良に関してはもちろん検品をする事で対策ができますが、
個人でビジネスをしているレベルの検品だとどうしても漏れが出てきたり
仕入れの代行業者に依頼をした場合でも費用が高くついたりします。(それでも漏れはあります)
なので今回は仕入れをする前の段階から不良品を仕入れてしまう可能性をできるだけ減らす方法について説明します。
タオバオから仕入れをする際は
購入者数と評価数を注視しましょう。
購入者数はどれだけその店から購入している人がいるかを判断する指標です。
商品にもよるので ”どれだけ購入をしていると良い” などの具体的な数値はありませんが、
同じ商品を販売している店舗は何店舗もあるので
同じ商品を販売している店舗
A店舗 仕入れ価格30元(約600円) 購入者数 300
B店舗 仕入れ価格33元(約660円) 購入者数 1200
上記の場合はB店舗は価格が高いですが、
高いけど ”なにかしらの” 売れている理由が
品質が違っていたり不良率が違っていたりなどの
可能性があるので仕入れをする際は意識をしてください。
評価数はその商品を購入した人が評価をした個数になりますが、
こちらは数ではなくその内容を見る必要があります。
まず最初に注目して欲しい内容は “評価内容の内訳” になります。
内容を説明すると
好评 ⇛ 良い評価
中评 ⇛ 普通の評価
差评 ⇛ 悪い評価
となりますが、注目するべきは評価の数に対する
悪い評価の割合になります。
例えば今回3325件の評価に対して4件の悪い評価があり、
その割合は4÷3325=約1.2%である事が分かります。
この割合があくまで僕の基準ではありますが、3%以内である場合は
”比較的” 良い商品である可能性が高いと判断しています。
この基準は人によって変わると思いますが、
実際に仕入れをしてみて得た経験から自分の基準を作ると良いと思います。
また、購入者の評価にはお客さんがその商品の写真をアップしてくれているので
ここで実際の商品のクオリティが判断できます。
特にアパレル製品などは商品画像と実際の商品が全く別物という事がありますが、
写真を見ることで判断をする事が可能になります。
この様な形で仕入れの前の段階で品質に対しての注意を払う事で、
何も考えずにただ安い物を仕入れるだけとは全く違い
良い品質の商品を仕入れる事ができる様になります。
その結果良い商品として購入者から良いレビューをもらい
より他の多くのお客さんに継続的購入をしてもらう事ができる
好循環が起こるようになります。
地道な作業にはなりますが、継続的な売上を発生させる事は
新しいラインナップを増やすより遥かに大事であり
その努力がないとその場の成り行きだけで売上が左右される
ジリ貧のビジネスになってしまいます。
継続的に安定的に売上を増やし続けるビジネスを作っていきましょう。
では。
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